2010年09月17日

イーゴリ・クルトイ(1)

ズドラーストヴィーチェ!(こんにちは!)
カーク・ディラー?(ごきげんいかがですか!)

さてさて…。
さんざん苦しめられ続けた記録的な激暑の夏もようやく終わり、さわやかな秋が一気にやってきそうな今日このごろですね。

ということで、今回は、秋に向けて、ちょっとオトナの雰囲気の曲とアーティストをご紹介したいと思います。

ロシアン・ポップス界の重鎮、イーゴリ・クルトイさんです。

彼は、今年56歳、もうデビューから30年以上の大ベテランです。
このクルトイさん、作曲家として、これまで多くの超一流ロシア人アーティストたちに、甘く切ない雰囲気の名曲を数多く提供してきた実績から、国民的な人気があります。
ロシアン・ポップス界の記念行事的なTVイベントがあるときには、必ずといっていいほど招待され、その功績を賞賛されます。

以前は、有名アーティストの黒子的な存在でしたが、最近では、これからご紹介する曲のように、自分自身が主役になって、ひじょーに美しいインストルメンタル調のヒット曲を連発しています。

もともとクラシックからジャズまできちんと勉強した人なので、彼の曲はどれをとっても、ひじょーに質が高いのが特徴です。
そして、一度聴いたら忘れられないような、印象的なメロディのものばかりです。

「暑いときには、あえて激辛がいちばんだぜ!」というわけで、夏のあいだの前3回は超個性的な、熱〜〜〜いヴィタスを食べていただきましたが、そのあとに、クルトイさんを試食していただくと、超スパイシーなカレーを食べたあとのスイーツのように、ホッとすること請け合いです!

では、まずは代表作のひとつ、
「ピチャーリヌイ・アンゲル」(悲しげな天使)をご紹介しましょう!

インストルメンタルなので、歌詞はありません。(ああ、よかった。つかのまのひと休み…)
クリップの映像を見ればおわかりですが、街で起こるさまざまな出来事を目にして、音楽家がメロディを紡いでいく、といった内容です。
では!!


い、いいですねー、クルトイさん!
これぞ、オ、オ、オトナの雰囲気ですねー、クルトイさん!

さわやかな初秋の静かな夜、恋人(いなくても可)と一緒に聴くには、もう最高の一曲ですぜ、だんな…。いえ、みなさん!
(ここでも、ロシア風味つけとして、アコーディオンが活躍しています。いい感じですね〜。
ちょっともの悲しいですね〜。)

ちなみに、クリップのなかで出てきたハゲおやじ(!)が、ご本人です…。
いいんです。オトナは、見てくれより、中味で勝負なんです(自己弁護…)。

で、クリップを見たみなさん、ひょっとして気づいちゃったりして…?
実は彼の本業は、プロサッカー選手だということを…。
しかも、知らない人はいない、超一流の!

そうなんです。
彼の別名は、あのジタンexclamation×2

…なわけありませんね。
はい、まっ赤、赤〜なウソでした。
でも、目鼻の配置状況といい、頭のてっぺんのハゲ地図といい、ほんと、あのサッカー界のスーパースター、ジタンにそっくりですね〜〜!

それでは、このブログを書いている今日(9月17日)が、押尾学の判決が出る記念すべき日ということで(関係ねーだろー)、もう一曲、クルトイさん極上のインストルメンタル曲を紹介しちゃいましょう!(まちがえても、恋人と合成麻薬を飲みながら、聴いてはいけません。)

曲名は、「テュイ・フ・マイーム・スィンツィブリェ」(きみは、ぼくの9月の記憶のなかに)。
題名からして、まさにそのまんま。9月にぴったりの曲ですよ!




ところで…、
前回のブログの最後で、ロシアの未来を決定的に左右してしまうであろう、衝撃的な事実をご紹介しました。
そう。ロシアの人口が、日本以上のスピードで、毎年急激に減りつづけている、という事実。
おさらいになりますが、それは、前回お伝えした大人たちの異常な死亡率の高さに加え、出産率も低下しているためなんです。

というのは、例の中国の「一人っ子政策」と同じように、ロシアでも、旧ソ連時代だった1970年代に、「できれば、子どもは二人までにするようにしましょうね〜」というおふれが出されたことがあったのです。

これは、当時のソ連政府が、「おそらくこのままいくと、中国みたいに人口が爆発的に増加して、食糧危機が起こるにちがいない!」と、大きな読みちがいをしたからなんですね。
きっと、ウオットカや麻薬で死んでいく自国民がとんでもない数であることを過小評価していたのでしょう。

ちなみに、ロシアの人口は、現在約1億4000万人。(日本は、約1億1000万人)
しかし40年後には、現在の日本と同じ、1億1000万人に減少するといわれています。
ということは、計算上、ロシアの人口は、今後毎年約100万人ずつ減りつづけていくということ。
つまりおおざっぱにいうと、日本の大きな地方都市(仙台市くらいの規模)が、なんと毎年ひとつずつ消えていってしまうって〜ことなのであります!!

って、それがどうしたの? 別にロシアの未来にとってなにが問題になるわけ?
と思われるかたがいるかもしれません。

ではここからはいきなり、「即席・池上彰もどきモード!」で説明していきましょう。

実は、一国の人口が減り続けるということは、その国の経済にとって決定的なマイナス要因になるのですね。

第一に、将来的に、働く人(労働力)が減っていきます。
→ 人件費が上がりますね。会社は自国民をなかなか雇ってくれません。低賃金でもOK!の外国人労働者を雇います。つまり、失業率も上がります。

第二に、モノを買ってくれる自国民(内需)が減ります。
→ 会社は儲かりません。国内の会社はどんどん弱っていきます。そして外国の会社は、もっと儲かる国を探して、どんどん撤退していきます。

第三に、税金を払ってくれる人も減ります。
→ 自国民のために、社会保障や教育、福祉、経済の活性化などに使う国のお金が、どんどんなくなっていきます。

ああ、まさにヘレン・ケラーさんの三重苦!的状況!
国全体は、ああ、どんどん弱っていっちゃう〜〜!
そしてこれって、ああああ、いまの日本の状況、そのま〜〜〜んま、です!!

はい。そしてこれが、ロシアの来るべき将来の姿です。
日本までふつーの庶民が豊かになる、はるか前に、ロシアは経済的に秋をむかえてしまいます…。


話のついでに、ではそれとまったく正反対の状況の、まさに「わが世の春」を謳歌している国は、さてどこでしょう?

はい。そんなこと、マクドナルドが主食の、小さな子どもでも知ってます。
いまをときめく、おとなりの中国さんですね〜〜!

中国の人件費はまだ圧倒的に安いので、アメリカ、ヨーロッパ、日本などのお金持ちの外国へ、じゃんじゃん激安の中国製品を輸出しつづけてます。
でも、それもある程度までいけば、そんなに売れなくなります。
人件費は少しずつ上がっていくので、それにつれて商品の値段も上がっていくからですね〜。

でも、中国政府、そんなこと、まったく、心配してない、あるよ。(いきなり中国語なまり…。)
なぜなら、中国の人口、これから先、数十年、まだまだ、爆発的、増加する、あるよ。(もう、いいって!)

輸出が頭うちになったら、今度は中国の国内で、街にぐちゃぐちゃにひしめく、あのぼう大な数の中国人(彼らの所得も、GDPの成長率に比例して上がっていきますから)を相手に商品を売ればいいからです。
なわけで、中国の驚異的な経済成長は、今後も十年以上はつづくといわれているんですね。

しかし、残念ながら、ロシアはそうではありません。
つまり、ロシアの将来は、かなり「お先まっ暗!」です…。
他の発展途上国、中国やインドやブラジルのように、これから飛躍的に庶民の暮らしがよくなることはないでしょう…。

う、う、うっ…。(おえつ)
か、か、かわいそうですね〜〜、またしても、ロシアのふつうの人たち…!!もうやだ〜(悲しい顔)


今回は、「秋にぴったりのクルトイさんと、経済的に秋が深まっちゃうロシア」でした…。
どうかこりずに、次回もまたおいでくださ〜〜い!

ダスビダーニヤ〜〜〜!(さようなら〜〜〜〜!)
(続く)


posted by クミートリー・ヤクーニン at 17:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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