2010年11月02日

イーゴリ・クルトイ(3)

ズドラーストヴィーチェ!(こんにちは!)
カーク・ディラー?(ごきげんいかがですか?)

さ〜て今回は、イーゴリ・クルトイ特集の最終回です。

当ブログのファンのかた(いるかな〜〜?)がどんな世代か、まだデータがまったくありませんのでわかりませんが、今回の第3弾は、これまで同様、クルトイらしい、オトナ御用達のシブ〜〜い曲をいってみたいと思います。

クルトイの曲は、とにかく質が高くて美しい曲が多いので、このままず〜っと続けろといわれたら、ず〜〜〜っっと続けられるのですが、ま、そういうわけにもいかないので、次の曲をお届けします。

曲名は、「ストーリク・ナ・ドヴァイフ」(二人がけのテーブル)


晩秋にぴったりの、哀愁を帯びた、とっても美しい、男女デュエット曲。ロシアの大人で知らない人はいない、クルトイの名曲中の名曲です。
歌っているのは、イーゴリ・クルトイ本人と、イリーナ・アレグローヴァという人気女性歌手です。例によって、曲調は実にシンプルかつメロディック。
そして歌詞も、ひじょーに美しい内容です。

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顔なじみのレストランに来て
いつもの二人がけのテーブルにすわり
ワインを頼んで、君を待つ


あのときと同じように
きっと今夜も暖かくなる
星の輝きも、あのときのまま
そして、あなたと再会する…


でも、人生は巻き戻しができない
あのとき、その優しく底深い瞳に
どれほど溺れていたことか…


でも、気づかなかった
この二人のテーブルが
だいぶ前から雪に埋もれてしまっていたことを


月の光が、窓からきらきらと降りそそいでいる
ああ、なぜ私たちはこうなってしまったの…
あなたを前にして、ひとり泣く


でも、どうしてこんなに胸が高鳴るのか
二人がけのテーブル、そして二つのキャンドル
すべては、最初の出会いのときとまったく同じ…


にぎりつぶしたタバコの包み
口紅がついたままのワイン・グラス…
そして、私は空っぽのテーブルを去る


信じておくれ、ぼくは怒ってなんかいない
誓ってもいい
この二人がけのテーブルこそ
ぼくが最も愛したものだったと…

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う〜ん、シブいシブい、シブすぎるっ!
まるで映画のワンシーンのように、かつて愛しあったふたりが交互に、自分の想いをひとりごとのように語っていきます…。


ところで……。
次回はこの名曲、「二人がけのテーブル」にちなんで、寒い季節に愛する人や友だちとテーブルを囲むのにぴったりな、体も心もあたたまる、とっておきレストランロシア料理のレシピーをご紹介したいと思います!


…とその前に、ロシア料理と聞いて、みなさん、まずなにを想像されますか?
といっても、おそらくご存じのロシア料理は片手の指だけで足りるぐらいのもんでしょう…。(涙)

え〜と、ボルシチ、ピロシキ、…、え〜とえ〜と、あっそうそう、キャビア!…。
あ、あれ、たった指3本だけですんじゃいました…?
しかも、最後のキャビアは、料理じゃありませんね。
単なる“チョウザメの卵の塩漬け”です…。

でもいいんです、それで…。
ロシア料理なんて〜のは、そんなもんです…。

世界に冠たる、フランス料理、日本料理、中国料理、イタリア料理にくらべたら、ロシア料理の知名度なんて、ロシア人の平均寿命みたいに超低いですから…。(いじけ気味…。)

…んな、わけありませんよっあせあせ(飛び散る汗)

寒い寒い冬が長〜いロシアの料理の基本&定番メニューは、あったか〜〜くて食べやすくて、かつ栄養た〜〜っぷりのスープです。
しかも、そのスープの種類の数は、はんぱじゃありません。

ま、ロシアといえば「ボルシチ」、「ボルシチ」といえばロシアというぐらいに、ロシア料理を代表する料理かつスープの「ボルシチ」ですが、実はこのボルシチ以外にも、無数のスープが存在します。
例えば、ロシアで「ボルシチ」の次にポピュラーなのが「サリャーンカ」というスープ。

このボルシチの特徴は、日本名で「ビーツ」、ロシア語で「スビョークラ」という、真っ赤っ赤の赤カブのような野菜(実際は、ほうれん草の仲間)を使う点です。
いっぽう、サリャーンカは、この「スビョークラ」は使わず、トマト・ソースと野菜のブイヨンをベースにしたスープです。

どのスープも、これが、二日酔いのときにヒジョ〜にありがたいんですね。
ま、いってみればスープって〜のは、赤ちゃんや病人の流動食みたいなもの。
でも栄養はたっぷり!
しかも胃にとってもやさしいですから、何を見ても気持ち悪くなって食欲ゼロ、しかも胃が荒れに荒れに荒れまくってる二日酔いの朝には、まさに救いの神のような食べものとなるわけです。


ちなみに、日本語で一般的な「ボルシチ」、正しくロシア風に発音しますと、
「ボールシ」が一番近い響きになります。

つまり、もしあなたがロシアに行って(だから、行かないって!)、一抹の不安を抱きながら、思い切ってとあるレストランの扉を開けて、ちょっと緊張しながらテーブルにすわり、「よ〜し、せっかくロシアに来たんだから、まずはボルシチを試してやろうじゃね〜か」と思い、そのうちに黒い超ミニスカートから真っすぐすら〜りと伸びたうっとりするような長い脚でもって、生まれついての超セクシーなキャット・ウォークでゆっくりとこちらに近づいてくる金髪碧眼の、でもおそらくは「こんなたいくつな仕事、なんで私がやらなくちゃいけないわけ!」と無愛想で超ふてくされた様子の、ところが若くてエラく美人のウェイトレス嬢に、「えーと、ボ、ボルシチ、プリーズねっ!」と言っても、「え? ワタシ、ワカリマセ〜ン。(なに言ってんのこの胴長短足アジア野郎!)」ってな顔をされてしまいます。(戯作文調?の長いフレーズ、お疲れさまでした…。)

ですので注文するときは、できるだけおだやかな笑みを浮かべながら、きちんと
「ボールシ、プリーズ!」と言いましょう手(パー)


   次回、超おいしい正統派「ボールシ」レシピにつづく。。。



posted by クミートリー・ヤクーニン at 15:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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