2012年07月05日

号外&特報!!「ユーロビジョン2012」第2位、ブラノフスキー・バーブシキ!!

ズドラーストヴィチェ!(こんにちわ〜っ!)
カーク・ウヴァース・ディラー?(みなさん、いかがおすごしですか〜?)

さ〜〜てさてさて、今回は特報として、最近、ロシアはおろかヨーロッパ中、いや世界中をアッと驚かせ、一気にスターダムを駆けあがった、奇跡のロシアン・アーティストをご紹介いたしましよおうっ!

ヨーロッパでは、毎年一回、それぞれの国での過酷な予選を勝ち抜いたトップアーティストたちが一同に介し、その年のヨーロッパ歌謡界のベスト・ワンを目指し、しのぎをけずって競いあう「ユーロビジョン」と呼ばれる一大祭典がおこなわれます。

いってみれば、ヨーロッパ全域版レコード大賞のような、ヨーロッパ全域版紅白歌合戦のような、ヨーロッパ全域版グラミー賞のような…。

いえいえ! いわば、つい最近行われた、サッカーの「ユーロ・チャンピオンシップ」のポップ・ミュージック版というべき大祭典が行われるのですexclamation

そして今年もアゼルバイジャンの首都バクーで、約ひと月前の5月26日、全ヨーロッパ注目の「ユーロビジョン2012」が開催されたのでありました。

そこになんと! 
ロシア代表の驚くべき、恐るべき、超チャーミングなトンデモ・グループが、堂々の2位!!に入賞してしまったのです!

そのあまりの衝撃に、ヨーロッパはもちろんのこと、全世界に(そして、な、なんと日本のメディアにも)そのニュースがあふれんばかりに流れたのであります!

新聞やテレビでちゃんとニュースをチェックしているイイ子さまならすでにご存知かもしれませんが、ワイドショーとお笑い番組しか見ていないワルい子さまのために、お教えいたしましょう!

その名は………………………………………………(線が長いって!)、

ブラノフスキー・バーブシキ!!!

う〜〜、いつかどこかでだれかから聞いたような……。
はい!
このブログの熱烈な愛読者(って、いないってば?)なら、もうおわかりでしょうが、そうでもないというかたのために申し上げますと、実は、2011年03月09日の当ブログで、わたくしヤクーニンは、めちゃかわいいアーティストとして紹介していたのでありました!


(ふふふっ。やはり、わたしの目は老眼、いや節穴ではなかった!! 我田引水手前味噌! つまり、大自慢!!)

そして、「バーブシキ」と聞けば、このブログの愛読者(だから、いないってば!)は、もうおわかりですね。
そうなんです!
実は、このヨーロッパ、いや世界中を驚かせたグループのメンバーは、ロシア特産のあの「デブちんバブーリャたち」だったのです!

ちなみに、「ブラノフスキー・バーブシキ」とは、「ブラノフ村のおばあちゃんたち」の意味。
それにしたって、このブラノフ村とかなんとかいうのは、いったいぜんたいどこにあるのか??
だいたいが、なんてったって「村」です。
町ではありません。村、村、村村村村!

コンビニなんかない、スーパーもない、びっくりドンキーもない、ユニディもコメリもD2もない、ヨドバシカメラもヤマダデンキもケーズデンキもないないない、デパートなんてありっこない、おいしいスイーツなんかどこにも売ってっこない、銀行もない、バスなんか一日2,3便しか通ってない、塾なんかない、ドラッグストアももちろんない、DVDのレンタル・ショップなんかどこにもない、ネイル・サロンももちろんない、エステもない、マクドナルドなんかない、吉野家もすき家も松屋ももちろんないないない、ましてやデニーズもロイヤルホストもガストもジョナサンもバーミヤンもサイゼリヤもCASAも、ステーキハウスのフォルクスもビリーザキッドも、とんでんもとんでもない、和食さとだってないないない!(なんでそんなにファミレスの名前知ってんだ?)、回転寿司もない、スシローだってない、ラーメン二郎だって絶対にない、庄やだってない、白木屋だってない、プロントだってスタバだってカフェ・クーリエだってドトールだってないないない、そのうち日が暮れてゆき、夕方の6時になったらまわりはすべて真っ暗闇、ああ村村村村村!

実はこの村は、モスクワから東に約7、800km離れたウドムルト共和国にあるのです。

あ、ちょっと待った! 「共和国」って意味がよくわからない?
なんでひとつの国のなかに、また共和国なんていう国があるわけ??
はい。おっしゃるとおりです。

西はヨーロッパから東はアジアの極東まで、世界一広大な面積をほこるロシアですから、実はそこには、「われわれは、多民族がなかよく共存して暮らす、世界一平和で民主的な国なのだ!」なんて威張りくさっている(ほんとに腐ってますね)アメリカなどとはくらべものにならないほど、おびただしい数の民族が住んでいます。

たとえば、イスラム系から、ラテン系、アジア系の人々までが、同じロシア人として、一応平和的に、あちらこちらに住んでいるわけですね。(たとえば、チェチェンというヨーロッパ・ロシア南部の共和国に住んでいる人たちは、ロシアからの独立を望んでいるので、だいぶ前からロシアと激しくいさかいをおこしています。そうですね。これが、「チェチェン紛争」とよばれる国内戦争です)

もともと統治民族であるスラブ系のロシア人が多数住んでいる地域は別ですが、その土地にむか〜しから住んでいたネイティブな人々が多く住んでいる地域は、「共和国」という特別な地域に指定され、ある種の特別な権利を与えられているのです。

と、説明が長くなりましたが、なにを言いたかったのかというと、この愛すべきブラノフスキー・バーブシキたちが住んでいるブラノフ村というのは、ウドムルト人というネイティブ民族が多く住んでいる、ウドムルト共和国にあるのです。(さっき、もう言ったろ! 以下、その位置!―ウィキペディア「ウドムルト共和国」より)

ちなみにモスクワ(真っ赤な小さな四角)から7,800km離れたところといいましたが、それでもロシア全体からみれば、↓この程度の距離(えんじ色の部分)…。
map.jpg


とにもかくにも、今年のユーロビジョンで2位を勝ち取った彼女たちの驚愕のパフォーマンスを、早速ご覧いただきましょう!!

タイトルは「パーティ・フォー・エヴリバディ(Party For Everybody)」
なんと、英語です。
歌詞の訳はこちら!
------------------------------------------------
テーブルに お祝い用のテーブルクロスをしいて
わたしは息子たちが来るのを待っている
パンもだんだん焼きあがっていき
もう胸がドキドキしてくるわ

みんなのためのパーティよ
さあいらっしゃい!
そしていっしょに踊りましょう!

かわいいこどもたちがやってきた
家はもう愛する人でいっぱい!
わたしは緑のドレスを着て
お祝い用の真っ赤なスカーフをかぶる
そして うれしいから大声で歌をうたうの
そうすれば 悲しみなんか
みんなどこかに消えてしまうから

みんなのためのパーティよ
さあいらっしゃい!
そしていっしょに踊りましょう!

ネコは喜び イヌも大喜び
もう気分はあふれんばかりに最高潮!
うれしくてうれしくて 喜びはもうこぼれそう
大声で歌をうたえば 悲しみなんか消えてしまう

みんのためのパーティよ
さあいらっしゃい!
そしていっしょに踊りましょう!
------------------------------------------------



ど、ど、ど、どうです?!
か、かわいいですね〜〜っ!
ほんと、思わず駆けよってハグハグしたくなっちゃいます。

そして英語の歌詞のところなんか、さすがにビミョーにロシア風になまっちゃったりなんかしてます。
でも英語の部分以外、実はロシア語ではなくて、なんと!ウドムルト語という彼女たちの地元独特の言語なのです(はい。わたくしヤクーニン、必死こいて、ネットでロシア語に翻訳されたのをさがしあて、それを日本語に訳させていただきました)。

そ、それにしても、コンサート会場はもう、感動と興奮と衝撃と戸惑い(と笑い)で騒然!
なかには、「あれれれ? いったい、なにが起こってるんじゃ???」「おい、もう会場総立ちだぜ。ど、どうする、これ? 高得点入れないとヤバいんじゃね?」てな感じで、口をぽか〜〜んとあけ、あ然として見ている審査員も…。
わたくしヤクーニンも何度見ても鳥肌が立って、あやうく風邪ひきそうになります(ブルルッ!)。

といっても、この「ブラノフ村のおばあちゃんたち」は、ある日突然に現れたわけでも、日本でよくある、マスコミや芸能事務所の商業主義的操作で意図的に作られたグループでも、一発でサヨナラ〜〜の即席ムーブメントでもありません。

彼女たちは今回大ブレイクするずっとずっとず〜〜っと前から、広大無辺なロシアのどこにでもある無数の小さな小さな田舎のひとつ、故郷のブラノフ村で大好きな歌を歌い続けてきた、無垢で無邪気で実に可愛らしい、驚くべき、すばらしき!「本物」のアマチュア・グループなのです。

そして感動的なのは、彼女たちが美しい歌と感じれば、それがポップスであれロックであれ、自分流にアレンジして、ロシア語でうたってしまう点です。
そこにあるのは、ただただひたすら、美しい歌とそれを歌うことへの「愛」なのです。
たとえば、ビートルズの「レット・イット・ビー」や「ミシェル」から、バナナラマの「ヴィーナス」から、クイーンの曲(曲名忘れた)、はては、ラップまでうたっちゃうのです!!(その驚くべきクリップと感動的なコーラスは、次回にたっぷりご紹介しますので、ぜひぜひお楽しみにっ!)

ヤクーニン、この「ブラノフ村のおばあちゃんたち」の大ブレイクは、まさに次のことをわたしたちに教えてくれているようにつくづくと感じます。

「都会のうわついた流行とはまったく無縁な、永遠で偉大なる田舎の力、『ほんもの』の力を忘れるんじゃね〜ぜよッ!!!!」

というわけで、次回は、さらにこのブラノフスキー・バーブシキたちの魅力とその本質に、マジ日本で唯一、せまっていきたいと思います!

乞うご期待、そして、
ダスビダーニャ〜〜!!!


posted by クミートリー・ヤクーニン at 17:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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