2010年11月11日

<番外編>超おいしい正統派「ボールシ」レシピ

では、今回はいよいよ、ロシア究極のごくうま煮込み料理、「ボルシチ」、
いえ「ボールシ」の基本レシピです!
料理上手、生粋のロシア女性から教えてもらった、超おいしい正統派「ボールシ」の作り方。

まずはさっそく、以下の材料を用意しましょう!

ちなみに、分量は、だいたい6〜8人くらいを目安にしてますので、あとは人数に応じて適宜、
増減してください。
しっかり煮込んだスープは長期の保存ができますし、時間が経てば経つほど味がしみこんでいっておいしくなるので、小家族でこれくらい作っても、冷蔵庫で保存しておけば、一週間ぐらいは持ちます手(チョキ)

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<材料>
(1)豚肩ロース肉(でっかいかたまりのブロック肉)…約500g(適当)
(2)ビーツ(ロシア独特の赤カブ風野菜)…約250g(適当)
  ※「ボールシ」になくてはならないのが、この野菜です。これがなくては、
 「ボールシ」は作れません。問題は、このビーツという野菜は、日本の
 ふつーのスーパーではたぶん売ってないということです。「紀伊国屋」とか
 「大丸ピーコックストア」みたいな、都心のちょっと高級なスーパーだったら、
 まず手に入ります。まずはがんばって、このビーツを入手してください。
 玉ねぎと比較すると、こんな大きさです。
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 そして半分に切ると、なかは真っ赤っ赤な筋が入ってます。(ちょっとブッキー)
 「ボールシ」の特徴である、血のように鮮やかな赤い色は、このビーツから
 出る色素なんですね。それと、ビーツには、各種ビタミンが豊富に含まれていて、
 腸をきれいにしてくれる効果があるといわれてます。
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(3)じゃがいも…だいたい5〜6個(適当)
(4)にんじん…約100g(大きいものの約半分)(適当)
(5)キャベツ…約4分の1カット(適当)
(6)玉ねぎ…約100g(一個の約半分くらい)(適当)
(7)にんにく…ひとかけら(適当)
(8)サラダ油…少々(適当)
(9)塩…ひとつまみ(適当)
(10)砂糖…ひとつまみ(適当)
(11)お酢…大さじ2杯くらい(適当)
(12)ブラックペッパー…少々(適当)
(13)ケチャップ…大さじ3〜4杯(適当)
(14)サワー・クリーム…適当
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(15)パセリ(もし手に入れば、「ディル」というちょっと匂いの強いハーブがベター)…少々(適当)
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(16)ライ麦(大麦)パン(もちもちっとした、色の黒〜〜いパン。食パンやフランスパンでもOK)
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と、だいたいこんな感じです。
分量のところに、(適当)という文字がずら〜〜っと並んでますが、これ、ほんとに適当
なんです。

「やっぱ、肉が命だぜ!」的アグレッシブな肉食系の人は、どうぞ豚肉を多めにしましょう。
「私ってベジタリアン〜〜!」というダイエット系女子などは、どうぞ野菜を多めに。
調味料も、あくまで基本の目安であって、調理のときどきで味をチェックして、自分の好みの味つけをしてみてください。

「健康第一!」というお酢が好きな人は、お酢を多めに。
「やっぱりスタミナ第一だもんね!」というにんにく大好きな人は、にんにく多めに、という
感じです。

 *

さて、いよいよ、調理の手順に入ります!

…とその前に、できれば先程ご紹介したクルトイの曲を聴きながら料理されるといいですね〜。
「ん〜〜〜ん、なんてったって今日の気分はぜ〜んぶロシアン!」といっそう気合いが入ること請けあいです。(ウオッカをキッチンドリンクするのだけはやめましょう…)

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<作り方>
(1)まず、できるだけ大きなお鍋に、水を約2.5リットル入れます。
そこに、豚ロースのブロック肉を半分に切って、そのまま鍋にドボンと入れちゃいます。そして、強火で沸騰させます。

(2)沸騰してきたらアクを取り、ブラック・ペッパーをパラパラと「適当」にふりかけ、弱火にして、どんなことがあっても、最低1時間半(これ、重要です)は、コトコトコトコト煮ます。
もし時間に余裕があれば、2時間でも3時間でも、できるだけ煮込みましょう!
煮込めば煮込むだけ豚肉がやわらかくなり、いいスープが肉からジワ〜っとしみ出してきます。そして、女性にとってはお肌にとってもいいコラーゲンもた〜っぷり出てきますよ!
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(3)さて、豚肉をコトコトコトコト煮ているあいだに、
 A.こんな感じに、玉ねぎを細切りにします。
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 B.皮をむいたビーツとにんじんを千切りにします。
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 C.さらに、キャベツ4分の1カットをザク切りに、
 D.じゃがいもは小間切れに切って水につけておきます。
 A〜Dの材料を、それぞれ別々の容器に入れておきましょう。

(4)次に、フライパンにサラダ油を「適当」に注ぎ、強火にして、(A)の玉ねぎを投入し、砂糖を「適当」に、ひとつまみほど振りかけて炒めます。

(5)玉ねぎがしんなりとしてきて、ご覧のようにちょっとキツネ色っぽくなったら弱火にして、(B)の、千切りにしておいたビーツとにんじんを投入! 全体をよくかきまぜながら、さらに炒めます。
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(6)ビーツとにんじんがしんなりと柔らかくなったところで、ケチャップを大さじ(大きなスプーンでもかまいませんよ!)3〜4杯くらい、そしてお酢を大さじ3〜4杯くらい注ぎます。

(7)次に、まだコトコト煮込んでいる状態の豚肉のお鍋から、だいたいお玉で2杯くらいの煮汁を取り出して、玉ねぎ、ビーツ、にんじんの入った先ほどのフライパンに注ぎます。(フライパンの火は、まだ弱火のままですよ!)
このフライパンにフタをして、煮汁が少なくなるまでじっくり煮込みます。時間にしてだいたい7〜8分です。
ちなみに、玉ねぎ、ビーツ、にんじんが焦げると味がまずくなりますので、ここは目を離さず、しっかり見守ってあげてください。

(8)なかの野菜が焦げない程度に煮汁が少なくなってきたら、火を止め、そのまま放置しておきましょう。
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(9)さ〜て、もし豚肉をコトコト煮込んでいる例のお鍋がすでに1時間半くらいたっていたら、(C)のザク切りにしたキャベツと、(D)の小間切れにしたじゃがいもを(もちろん、水を切って)、そのお鍋に「えい!」っと投入し、フタをして、さらに約10分ぐらい煮込みます。
もし、あなたやあなたの愛する人が、しんなりとやわらか〜い煮キャベツがお好きなら、このとき、とりあえずキャベツだけを先に入れ、10分後ぐらいにじゃがいもを入れ、それからまた約10分煮るといいでしょう。(な、なんと細やかな気配り!!)

(10)よ〜しと、だんだん完成に近づいてまいりましたよ!
先ほど放置しておいたフライパンの野菜(玉ねぎ、ビーツ、にんじん)を、いよいよこのお鍋に投入します。
このとき、塩(大さじ1杯くらい)、ブラックペッパー(これはパラパラって感じ)、砂糖(塩の分量の半分くらい)を入れます。
全体をよ〜〜くかきまぜて、さらに弱火で15分〜20分、コトコト煮込みます。
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(11)その間に、ひとかけのにんにくを、すりおろしておきます。

(12)さ〜〜て、いよいよ大詰めです!
ビーツの真っ赤な色にそまり、いい香りが立ちのぼってくるお鍋の火を止めたら、すりおろしたにんにくを入れて、よ〜くかきまぜます。
そして、スープににんにくの香りをしみこませるために、フタをして、5分待ちましょう。
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 *

はい! お待たせしました! ついにロシア料理「ボールシ」の完成で〜〜す!!

お皿(できれば底のちょっと深いスープ皿がいいですね!)にたっぷりの野菜とお肉とスープを入れたら、最後にみじん切りにしたパセリ(あるいはディル)をパラパラとふりかけます。
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さっぱり系が好きなかたはそのままで、ちょっとコクのある味が好きなかたは、サワークリームをひとかけら、入れましょう。
(サワークリームは、ちょっと酸味があり、チーズっぽい香りがします。)
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あとは、ライ麦(大麦)パン(なければ、食パンやフランスパンでもOK!)を乗せたお皿を横に置き、ワイングラスに赤ワインをトクトクトクと注いで…、この際、ロシア語でこう言いましょう!!
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「ハローシェヴァ・アペティータ!!」
意味は、「よい食欲を(=さ、さ、た〜くさん召し上がれ)!!」です。

お肉は大きなかたまりでもじゅうぶん柔らかくなってますのでご心配なく。
パンは、適量をちぎってスープにひたして食べると、よりおいしくいただけます!

はい。
では、ロシアのお宝料理「ボールシ」を、愛する人や友人たちと、心ゆくまでお楽しみください!

 *

…と、最後にもうひとつ、すてきなプレゼントがあります。

イーゴリ・クルトイの最新作からの一曲、「トワ・エ・モワ」(おまえと私)って、フランス語じゃん…。
ドミトリー・フヴァラストーフスキーという、ロシアの代表的オペラ歌手とのコラボレーションです。
とにかく、超前衛的なクリップがすごいexclamation×2
なんてったって、相当お金かけてます!
歌詞はフランス語なので、この際はぶいちゃいます。

では、今回はこのすばらしいクリップを(ぜひ、フル・スクリーンで)ご覧いただきながら…、

ダスビダーニヤ〜〜!!(さようなら〜〜!)



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2010年11月02日

イーゴリ・クルトイ(3)

ズドラーストヴィーチェ!(こんにちは!)
カーク・ディラー?(ごきげんいかがですか?)

さ〜て今回は、イーゴリ・クルトイ特集の最終回です。

当ブログのファンのかた(いるかな〜〜?)がどんな世代か、まだデータがまったくありませんのでわかりませんが、今回の第3弾は、これまで同様、クルトイらしい、オトナ御用達のシブ〜〜い曲をいってみたいと思います。

クルトイの曲は、とにかく質が高くて美しい曲が多いので、このままず〜っと続けろといわれたら、ず〜〜〜っっと続けられるのですが、ま、そういうわけにもいかないので、次の曲をお届けします。

曲名は、「ストーリク・ナ・ドヴァイフ」(二人がけのテーブル)


晩秋にぴったりの、哀愁を帯びた、とっても美しい、男女デュエット曲。ロシアの大人で知らない人はいない、クルトイの名曲中の名曲です。
歌っているのは、イーゴリ・クルトイ本人と、イリーナ・アレグローヴァという人気女性歌手です。例によって、曲調は実にシンプルかつメロディック。
そして歌詞も、ひじょーに美しい内容です。

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顔なじみのレストランに来て
いつもの二人がけのテーブルにすわり
ワインを頼んで、君を待つ


あのときと同じように
きっと今夜も暖かくなる
星の輝きも、あのときのまま
そして、あなたと再会する…


でも、人生は巻き戻しができない
あのとき、その優しく底深い瞳に
どれほど溺れていたことか…


でも、気づかなかった
この二人のテーブルが
だいぶ前から雪に埋もれてしまっていたことを


月の光が、窓からきらきらと降りそそいでいる
ああ、なぜ私たちはこうなってしまったの…
あなたを前にして、ひとり泣く


でも、どうしてこんなに胸が高鳴るのか
二人がけのテーブル、そして二つのキャンドル
すべては、最初の出会いのときとまったく同じ…


にぎりつぶしたタバコの包み
口紅がついたままのワイン・グラス…
そして、私は空っぽのテーブルを去る


信じておくれ、ぼくは怒ってなんかいない
誓ってもいい
この二人がけのテーブルこそ
ぼくが最も愛したものだったと…

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う〜ん、シブいシブい、シブすぎるっ!
まるで映画のワンシーンのように、かつて愛しあったふたりが交互に、自分の想いをひとりごとのように語っていきます…。


ところで……。
次回はこの名曲、「二人がけのテーブル」にちなんで、寒い季節に愛する人や友だちとテーブルを囲むのにぴったりな、体も心もあたたまる、とっておきレストランロシア料理のレシピーをご紹介したいと思います!


…とその前に、ロシア料理と聞いて、みなさん、まずなにを想像されますか?
といっても、おそらくご存じのロシア料理は片手の指だけで足りるぐらいのもんでしょう…。(涙)

え〜と、ボルシチ、ピロシキ、…、え〜とえ〜と、あっそうそう、キャビア!…。
あ、あれ、たった指3本だけですんじゃいました…?
しかも、最後のキャビアは、料理じゃありませんね。
単なる“チョウザメの卵の塩漬け”です…。

でもいいんです、それで…。
ロシア料理なんて〜のは、そんなもんです…。

世界に冠たる、フランス料理、日本料理、中国料理、イタリア料理にくらべたら、ロシア料理の知名度なんて、ロシア人の平均寿命みたいに超低いですから…。(いじけ気味…。)

…んな、わけありませんよっあせあせ(飛び散る汗)

寒い寒い冬が長〜いロシアの料理の基本&定番メニューは、あったか〜〜くて食べやすくて、かつ栄養た〜〜っぷりのスープです。
しかも、そのスープの種類の数は、はんぱじゃありません。

ま、ロシアといえば「ボルシチ」、「ボルシチ」といえばロシアというぐらいに、ロシア料理を代表する料理かつスープの「ボルシチ」ですが、実はこのボルシチ以外にも、無数のスープが存在します。
例えば、ロシアで「ボルシチ」の次にポピュラーなのが「サリャーンカ」というスープ。

このボルシチの特徴は、日本名で「ビーツ」、ロシア語で「スビョークラ」という、真っ赤っ赤の赤カブのような野菜(実際は、ほうれん草の仲間)を使う点です。
いっぽう、サリャーンカは、この「スビョークラ」は使わず、トマト・ソースと野菜のブイヨンをベースにしたスープです。

どのスープも、これが、二日酔いのときにヒジョ〜にありがたいんですね。
ま、いってみればスープって〜のは、赤ちゃんや病人の流動食みたいなもの。
でも栄養はたっぷり!
しかも胃にとってもやさしいですから、何を見ても気持ち悪くなって食欲ゼロ、しかも胃が荒れに荒れに荒れまくってる二日酔いの朝には、まさに救いの神のような食べものとなるわけです。


ちなみに、日本語で一般的な「ボルシチ」、正しくロシア風に発音しますと、
「ボールシ」が一番近い響きになります。

つまり、もしあなたがロシアに行って(だから、行かないって!)、一抹の不安を抱きながら、思い切ってとあるレストランの扉を開けて、ちょっと緊張しながらテーブルにすわり、「よ〜し、せっかくロシアに来たんだから、まずはボルシチを試してやろうじゃね〜か」と思い、そのうちに黒い超ミニスカートから真っすぐすら〜りと伸びたうっとりするような長い脚でもって、生まれついての超セクシーなキャット・ウォークでゆっくりとこちらに近づいてくる金髪碧眼の、でもおそらくは「こんなたいくつな仕事、なんで私がやらなくちゃいけないわけ!」と無愛想で超ふてくされた様子の、ところが若くてエラく美人のウェイトレス嬢に、「えーと、ボ、ボルシチ、プリーズねっ!」と言っても、「え? ワタシ、ワカリマセ〜ン。(なに言ってんのこの胴長短足アジア野郎!)」ってな顔をされてしまいます。(戯作文調?の長いフレーズ、お疲れさまでした…。)

ですので注文するときは、できるだけおだやかな笑みを浮かべながら、きちんと
「ボールシ、プリーズ!」と言いましょう手(パー)


   次回、超おいしい正統派「ボールシ」レシピにつづく。。。

posted by クミートリー・ヤクーニン at 15:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月13日

イーゴリ・クルトイ(2)

ズドラーストヴィーチェ!(こんにちは!)
カーク・ディラー?(ごきげんいかがですか!)

実は私、ヤクーニン、おそめの夏休みを取らせていただいていた関係で、しばらくブログ更新が滞っておりましたこと、お許しくださいませ。

さて前回は「オトナの秋!」ということで、ロシアン・ポップス界きっての名作曲家、イーゴリ・クルトイさんの曲をご紹介しましたが、朝晩、めっきり涼しくなってきた今日このごろ。
秋もいよいよ深まりつうあるようですので、今回はその第2弾、歌入りクルトイ・ナンバーをお届けしてみましょう!

まずは一曲目。
「カントラスティ」(コントラストor対比)という曲名のこの曲は、お馴染みのメロディックなラインを基本に、ちょっとロシアの伝統民族音楽風のアレンジを加えた、アップテンポのイケてるナンバーです!

さすがは、ロシアン・ポップス界のエロハゲおやじ! …いや、重鎮のクルトイおやじ!

ここでは、イリーナ・ドゥブツォーヴァ、アリェークサ、ラリーナちゃんという、当時のロシアン・ポップス界豪華人気美人女性歌手3人を起用しちゃってます。この3人は、ひょっとしてもし今後も当ブログが続けば(とっても不安…)、ご紹介する機会があると思います!

さて歌詞の内容は、こんな感じ…。

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女の子は緑の公園を歩いていました。一歩ずつゆっくりと。
すると、女の子は小石を踏みました。
そのとき、小鳥たちがさくらんぼの木から飛んでいきました。
そして神さまは、あなたが望んでいたひとと結婚するチャンスをくれました。
ナシの木とリンゴの木の下の小道をいつも歩いていたステキな男性と。
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特に、深い意味はありません。
夢はあるとき偶然にかなうものだ、というロシア人独特の楽天的な人生訓を、おとぎ話風に歌った唄です。

では、ど、ど〜〜ぞっ!


う、美しいですね〜〜っ、かっこいいですね〜〜〜っ!
か、かわいいですね〜〜〜〜っ、ロシア3美女たちぴかぴか(新しい)

 *

じゃ続いて、もう一曲いっちゃいましょう!
これもロシアを代表する人気ベテラン男性歌手で、同じ名前の、イーゴリ・ニカラーイェフ
おやじとのデュオ、「モイ・ドゥルーク」(ぼくの親友)。

スローテンポの極上バラードです。
はい、クルトイおやじ。ここでは調子に乗って、恥も外聞もなく、おせじにも上手いとはいえない地声を披露しちゃってます。

で、歌詞はこんな感じ…。

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人生で何人もの人に出会ったけれど、
すべての人と友だちになれたわけじゃない。
でも失敗があったからこそ、今ぼくにはすばらしい友がいる。
これまでいいことも悪いこともたくさんあったけれど、
友よ、過ぎ去ったことはどうかゆるしておくれ。
ほんとうの友は、困っているときにこそ、すぐにわかる。
親友とは、ぼくが人生で凍えているときに暖めてくれる友…。
----------------------------------------------------------------


さ、いってみましょう!


いいですね〜〜〜、シブいですね〜〜〜〜、オヤジっexclamation×2

男性のみなさま、秋の夜長、愛する彼氏、いや彼女と、お酒(できればウオッカ以外)を飲みながら聴くにはピッタシの曲じゃあ〜りませんか!

 *

ところで…。

私、ヤクーニンがおそい夏休みを取って行ってたところは、な、なんと、日本のロシア! 
北陸の富山でありました…。

…ん?
なんで、富山が「日本のロシア」か、って?

はい。
まず、富山の冬は、ご存じのようにとっても寒〜〜〜いですね!
雪の量も、ハンパじゃありませんね〜〜!(今でも、たいてい2mは降り積もっちゃいます雪

って、富山の気候がロシアのきびしい気候に似てるからというだけで、「日本のロシア」と決めつけてるわけじゃありませんよ〜。
実は、富山には、ほんもののロシア人がたっくさん住んでるんですね。(にせもののロシア人ってどんな人?)
…こらこら。思わず知らず、よだれを垂らしはじめてる、そう、そこのあなた。(あ、私?)
ロシアン・パブで働いている若い美人ロシア女性のことじゃありませんよ!(それは、また別の機会でね…。)

富山には、あの筋骨たくましいロシア男たちが、かなり大量に生息、いや生活しているのです。

でも、ホタルイカと蜃気楼と寒ブリとお米と、かまぼことチューリップと最近では白エビぐらいしか名物がない富山(けっこうあるじゃん、名物)に、なぜ??

はい。
実は、日本海をはさんで富山から目と鼻の先には、極東随一の大都市、ウラジオストックがあるんですね。
なわけで、よ〜く晴れた日には、港や町並みがぼんやり見えることもあります。(なわけねーだろーっ!! それを言うなら「蜃気楼」だろーが。)

実際に、富山空港からは週1便、ウラジオストック行きの小型飛行機が飛んでいて、約2時間半で着いちゃいます。(新潟〜ウラジオストックは約1時間半。)

というわけで、ウラジオストックから、大量の(おそらくはアル中のふらふらロシア男たちが富山にやってきます。(ちなみに、彼らは新潟にも大量にやってきます。)

そうなんです。
かしこい当ブログの読者のみなさんのなかにはもうおわかりのかたがいらっしゃるかもしれませんが、目的は、極上品質でありながら格安の中古日本車の買いつけ!!!!(その後はロシアへ船でじゃんじゃん運びま〜す)

日本ではだれも見向きもしなくなった、ほとんどゴミ同然の廃車中古日本車ですが、彼らには驚くべきクルマの修理テクニックがあって、あっというまに新品同様に直しちゃいます。

ゴミ同然ですから、価格は限りなくゼロに等しいですね。
日本では、リサイクルにはかなりの費用と手間がかかりますから、日本の業者も喜んで、「ええ〜〜い! もってけどろぼう〜〜っ!!」てな調子で、タダ同然の値段で売っちゃうわけです。

日本人にとっては、処分やらリサイクルやらの費用がかかる、超やっかいな巨大粗大ごみ(変な日本語です)と思ったものが、な〜〜んにもしないで売れちゃう!(しかも、相手が自分で持ってってくれるので、搬送費用もかからない。)

一方、ロシア人にとっては、タダ同然で手に入れたものをちょこちょこっと修理しちゃえば、本土ロシアで、ロシア人あこがれの、超高値、超人気日本ブランド品に早変わり!

富山のロシア人というのは、まるで、日本人のウンチを消化・分解して、あらたな価値あるものに変えてしまうという、とてもありがたくすばらしい、ダンボール・コンポストのバクテリアのような存在なんです。


経済ってーのは、ほんと、不思議ですね〜。
みなさん、これこそが、ほんとのリサイクル、ほんとのエコロジーだと思いませんか!

まさに、捨てる神あれば拾う神あり! 腐っても鯛! 人間万事塞翁が馬! あばたもえくぼ! 窮鼠(きゅうそ)猫を噛む! 風が吹けば桶屋が儲かる!(いい調子、いい調子!) 隣の芝生は青い! のれんに腕押し! 千里の道も一歩から! 石橋を叩いて渡る! 紺屋の白袴(しろばかま)(って、後半は意味が全然ちがうだろーっ!)

もしクルマにも人間のような魂があったとしたら、廃車同然、ごみ同然にあつかわれた彼ら中古車たちにとっても、こんなにうれしいことはないでしょう。

まだまだじゅうぶんに働けるのに、日本では、「あのね、もうあなたはさ、だいぶ歳を取ったし、魅力もなくなったからね、もうリタイヤしたほうがいいんじゃないっすか?」みたいなことを言われて、お払い箱…。

でも、ところ変わっておとなりのロシアに行っただけで、突然、みんなから熱烈歓迎され、尊敬されちゃいます。そして、死ぬまで働くことができるわけですから…。

「うっ…。日本じゃあだれからも相手にされなくなっちまったおれのことを、これほどまでに信頼して、愛してくれるんなら、言葉がわからなくたって異国の地だとしたって、乗る野郎の目が青くたって関係ねーっ! うっ…。」
と情け深い江戸っ子のおじいちゃんのように、涙するでしょう。(ほんまかいな。)

でもロシア人は、クルマ内部は修理しても、コストを徹底的に削減するために、見た目をよくしようと塗装しなおすことなんかしません。
聞くところによると、トラックやバスなど、クルマにペイントされた日本語の文字をそのまんまにしてるほうが、「ほらこれ、正真正銘の日本車だぜぃっ!」という保証にもなるんだとか。

その結果、ウラジオストックの街に降りたつと、日本人にとって驚くべき光景を目にすることになります。

そうなんです。
「天然温泉松嶋屋旅館」とか「よいこの小鳩幼稚園」なんて、日本語でデカデカと書かれた送迎用のミニバスが、そのま〜〜んま街なかを走ってます。
もちろん、窓には全員、青い目のロシアの老若男女たちの顔顔顔顔顔顔顔…。

しかも、しばらく街を歩いてみると、なんと! 
ウラジオストックの街を走っているクルマのほとんど(おそらく99%!)は、日本の中古車であることを、あなたは目のあたりにすることになります。

あなたは、
「あれ? ここって…、日本????」
という奇妙な錯覚と思わぬ衝撃に、必ずおそわれます。

以前、ヤクーニンが自分で撮影したはずのビデオがどこかへいってしまったので、ネットで調べたところ、見つけました!
こんな感じです…。

ひらめきhttp://nanohana08.exblog.jp/14078763/

どうです? おもしろいでしょう?
カンガルー便や福山通運のトラックが、ロシアの街なかを、そのま〜〜〜んま、走っちゃってますね。

 *

でも、ウラジオストック(ちょっと内陸に入った都市、ハバロフスクでも同様です)で、なぜこれほど日本車が絶大な信頼を受けているかというと…。

まず第一に、ウラジオストックは日本海に面した港町ですが、海の近くまで山が迫ったような地形なので、市街はとんでもなく急な坂道が多いです。
ちなみに、19世紀風の古くて美しい洋館もまだ数多く残っているので、別名「東洋のパリ!」な〜んて言われたりもします。

んなの、例によってロシア人が自画自賛してるだけなんじゃないの〜?って思われかもしれませんが、事実、この街はとても美しい街です。
(以前、スマップの○なぎくんが、まさに人気絶頂のとき、この街で映画ロケをしたことがありました。どうやら予算の関係で、格安で、レトロな西洋の雰囲気を残した場所でロケをしたかったらしいです。へへっ! 実際、私ヤクーニンは、な〜んと、ウラジオストック空港の汚〜〜い!トイレのなかで、あの草薙くんを目撃しちゃいましたよっ!! ちなみに、いつかどこかの出来事のように、裸で叫んだりはしてませんでした。かわいそうだったのは、まわりがロシア人だらけだったので、彼はだれからもまったく注目されていませんでした。草薙くんは、単なるエラのはった日本人。みるからにとっても淋しそーだったのでした…。)


第二に、以前お話ししたとおり、ロシアの道路は巨大な穴だらけ。
ウラジオストックの道路も、もちろん例外ではありません。

すると、たとえばロシア製の自動車やトラックは、
(1)ああ、よっこらしょっと…。馬力がないので、坂がなかなかのぼれません…。あせあせ(飛び散る汗)
(2)道路の穴にあたって、かんたんにコテンと引っくりかえっちゃいます…。あせあせ(飛び散る汗)
(3)幸いにして引っくりかえらなくても、サスペンションがすぐにイカれちゃいます…。たらーっ(汗)

いっぽう日本車は、
(1)急な坂道でも、あれれ? スイスイとのぼっちゃいます!手(チョキ)
(2)道路の穴にあたっても、かんたんには転びません!手(チョキ)
(3)ばつぐんに燃費がいいので、貧乏なロシア庶民の財布に、とってもやさしいです!手(チョキ)
(4)冬には−40℃、夏には40℃!という、ウラジオストックの過酷すぎる環境でも、
  ほとんど故障しませんっ!!グッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)

というわけで日本車は、ウラジオストックの人にとって、毎日の食料と同じくらい、自分たちの生活と命を守るために、ほんとうになくてはならない存在なのであります!

え、え、えらいぞ、日本車exclamation×2

ところが…。
最近、ロシア中央政府(クレムリン)は、そんな極東ロシア人にとって絶対必需品である、中古日本車の輸入を全面的に禁止する!という、トンデモないお触れを出したのです。

 日本の中古車“全面禁輸”か 干上がるウラジオストク住民 - SankeiBiz(サンケイビズ)

記事にもありますが、一年ぐらい前にも、ロシア中央政府は中古日本車に対してとんでもない関税をかけました。(つまり、クルマの値段がはね上がっちゃった!)

ロシア政府は、ウラジオストックやハバロフスクでの、中古日本車の圧倒的な人気のために、国産のロシア車がまったく売れないことが気に入らないのですね。

なんという愚策でしょう。
その結果、こまるのは、ごくごくふつーの庶民の人たちです。
格安で、しかも性能はばつぐん! 故障することもめったにない中古日本車が突然手に入りにくくなり、割高なうえ、性能も劣悪! 故障ばかりするロシア車を強制的に買わされる状況になってしまったのです!

でも、「高かろう悪かろう」の商品をわざわざ買う人間が、いったい世界のどこにいるというんでしょうか?
「良貨は悪貨を駆逐する」理論がわからないロシア政府は、完全なアホ!ですね。

ウラジオストック、ハバロフスクのある極東では、すでに巨大な中古日本車産業ができあがっていて、中古日本車を買う一般庶民のほかに、輸入する人、売る人、修理する人ももちろんたくさんいて、すべての人の生活と経済の基盤になっているわけです。
当然ながら、そんな基本的なことを理解しないで、自分たちの生活をぶちこわそうとするロシアの中央政府に対して、大規模なデモをひんぱんに行っているようです。

が、がんばれ〜〜っ、たちあがれ〜〜〜〜っ!! 極東ロシアの人民たち!!
こうなったら、いっせい蜂起、革命だ〜〜〜〜っ!!!


…。

すみません。
かわいそうなロシアの一般庶民のことを案じて、思わずまたテンションが上がってしまいました…。

ま、最後に、これまでグダグダお話ししてきたウラジオストック事情の一部がわかる、コンパクトなロシア製クリップを見つけましたので、お時間があれば、ぜひごらんになってみてください。



では、みなさん、次回もぜひお楽しみに〜〜!

ダスビダーニヤ〜〜〜!!(さようなら!!)
(続く。ホント?)
posted by クミートリー・ヤクーニン at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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