2010年09月17日

イーゴリ・クルトイ(1)

ズドラーストヴィーチェ!(こんにちは!)
カーク・ディラー?(ごきげんいかがですか!)

さてさて…。
さんざん苦しめられ続けた記録的な激暑の夏もようやく終わり、さわやかな秋が一気にやってきそうな今日このごろですね。

ということで、今回は、秋に向けて、ちょっとオトナの雰囲気の曲とアーティストをご紹介したいと思います。

ロシアン・ポップス界の重鎮、イーゴリ・クルトイさんです。

彼は、今年56歳、もうデビューから30年以上の大ベテランです。
このクルトイさん、作曲家として、これまで多くの超一流ロシア人アーティストたちに、甘く切ない雰囲気の名曲を数多く提供してきた実績から、国民的な人気があります。
ロシアン・ポップス界の記念行事的なTVイベントがあるときには、必ずといっていいほど招待され、その功績を賞賛されます。

以前は、有名アーティストの黒子的な存在でしたが、最近では、これからご紹介する曲のように、自分自身が主役になって、ひじょーに美しいインストルメンタル調のヒット曲を連発しています。

もともとクラシックからジャズまできちんと勉強した人なので、彼の曲はどれをとっても、ひじょーに質が高いのが特徴です。
そして、一度聴いたら忘れられないような、印象的なメロディのものばかりです。

「暑いときには、あえて激辛がいちばんだぜ!」というわけで、夏のあいだの前3回は超個性的な、熱〜〜〜いヴィタスを食べていただきましたが、そのあとに、クルトイさんを試食していただくと、超スパイシーなカレーを食べたあとのスイーツのように、ホッとすること請け合いです!

では、まずは代表作のひとつ、
「ピチャーリヌイ・アンゲル」(悲しげな天使)をご紹介しましょう!

インストルメンタルなので、歌詞はありません。(ああ、よかった。つかのまのひと休み…)
クリップの映像を見ればおわかりですが、街で起こるさまざまな出来事を目にして、音楽家がメロディを紡いでいく、といった内容です。
では!!


い、いいですねー、クルトイさん!
これぞ、オ、オ、オトナの雰囲気ですねー、クルトイさん!

さわやかな初秋の静かな夜、恋人(いなくても可)と一緒に聴くには、もう最高の一曲ですぜ、だんな…。いえ、みなさん!
(ここでも、ロシア風味つけとして、アコーディオンが活躍しています。いい感じですね〜。
ちょっともの悲しいですね〜。)

ちなみに、クリップのなかで出てきたハゲおやじ(!)が、ご本人です…。
いいんです。オトナは、見てくれより、中味で勝負なんです(自己弁護…)。

で、クリップを見たみなさん、ひょっとして気づいちゃったりして…?
実は彼の本業は、プロサッカー選手だということを…。
しかも、知らない人はいない、超一流の!

そうなんです。
彼の別名は、あのジタンexclamation×2

…なわけありませんね。
はい、まっ赤、赤〜なウソでした。
でも、目鼻の配置状況といい、頭のてっぺんのハゲ地図といい、ほんと、あのサッカー界のスーパースター、ジタンにそっくりですね〜〜!

それでは、このブログを書いている今日(9月17日)が、押尾学の判決が出る記念すべき日ということで(関係ねーだろー)、もう一曲、クルトイさん極上のインストルメンタル曲を紹介しちゃいましょう!(まちがえても、恋人と合成麻薬を飲みながら、聴いてはいけません。)

曲名は、「テュイ・フ・マイーム・スィンツィブリェ」(きみは、ぼくの9月の記憶のなかに)。
題名からして、まさにそのまんま。9月にぴったりの曲ですよ!




ところで…、
前回のブログの最後で、ロシアの未来を決定的に左右してしまうであろう、衝撃的な事実をご紹介しました。
そう。ロシアの人口が、日本以上のスピードで、毎年急激に減りつづけている、という事実。
おさらいになりますが、それは、前回お伝えした大人たちの異常な死亡率の高さに加え、出産率も低下しているためなんです。

というのは、例の中国の「一人っ子政策」と同じように、ロシアでも、旧ソ連時代だった1970年代に、「できれば、子どもは二人までにするようにしましょうね〜」というおふれが出されたことがあったのです。

これは、当時のソ連政府が、「おそらくこのままいくと、中国みたいに人口が爆発的に増加して、食糧危機が起こるにちがいない!」と、大きな読みちがいをしたからなんですね。
きっと、ウオットカや麻薬で死んでいく自国民がとんでもない数であることを過小評価していたのでしょう。

ちなみに、ロシアの人口は、現在約1億4000万人。(日本は、約1億1000万人)
しかし40年後には、現在の日本と同じ、1億1000万人に減少するといわれています。
ということは、計算上、ロシアの人口は、今後毎年約100万人ずつ減りつづけていくということ。
つまりおおざっぱにいうと、日本の大きな地方都市(仙台市くらいの規模)が、なんと毎年ひとつずつ消えていってしまうって〜ことなのであります!!

って、それがどうしたの? 別にロシアの未来にとってなにが問題になるわけ?
と思われるかたがいるかもしれません。

ではここからはいきなり、「即席・池上彰もどきモード!」で説明していきましょう。

実は、一国の人口が減り続けるということは、その国の経済にとって決定的なマイナス要因になるのですね。

第一に、将来的に、働く人(労働力)が減っていきます。
→ 人件費が上がりますね。会社は自国民をなかなか雇ってくれません。低賃金でもOK!の外国人労働者を雇います。つまり、失業率も上がります。

第二に、モノを買ってくれる自国民(内需)が減ります。
→ 会社は儲かりません。国内の会社はどんどん弱っていきます。そして外国の会社は、もっと儲かる国を探して、どんどん撤退していきます。

第三に、税金を払ってくれる人も減ります。
→ 自国民のために、社会保障や教育、福祉、経済の活性化などに使う国のお金が、どんどんなくなっていきます。

ああ、まさにヘレン・ケラーさんの三重苦!的状況!
国全体は、ああ、どんどん弱っていっちゃう〜〜!
そしてこれって、ああああ、いまの日本の状況、そのま〜〜〜んま、です!!

はい。そしてこれが、ロシアの来るべき将来の姿です。
日本までふつーの庶民が豊かになる、はるか前に、ロシアは経済的に秋をむかえてしまいます…。


話のついでに、ではそれとまったく正反対の状況の、まさに「わが世の春」を謳歌している国は、さてどこでしょう?

はい。そんなこと、マクドナルドが主食の、小さな子どもでも知ってます。
いまをときめく、おとなりの中国さんですね〜〜!

中国の人件費はまだ圧倒的に安いので、アメリカ、ヨーロッパ、日本などのお金持ちの外国へ、じゃんじゃん激安の中国製品を輸出しつづけてます。
でも、それもある程度までいけば、そんなに売れなくなります。
人件費は少しずつ上がっていくので、それにつれて商品の値段も上がっていくからですね〜。

でも、中国政府、そんなこと、まったく、心配してない、あるよ。(いきなり中国語なまり…。)
なぜなら、中国の人口、これから先、数十年、まだまだ、爆発的、増加する、あるよ。(もう、いいって!)

輸出が頭うちになったら、今度は中国の国内で、街にぐちゃぐちゃにひしめく、あのぼう大な数の中国人(彼らの所得も、GDPの成長率に比例して上がっていきますから)を相手に商品を売ればいいからです。
なわけで、中国の驚異的な経済成長は、今後も十年以上はつづくといわれているんですね。

しかし、残念ながら、ロシアはそうではありません。
つまり、ロシアの将来は、かなり「お先まっ暗!」です…。
他の発展途上国、中国やインドやブラジルのように、これから飛躍的に庶民の暮らしがよくなることはないでしょう…。

う、う、うっ…。(おえつ)
か、か、かわいそうですね〜〜、またしても、ロシアのふつうの人たち…!!もうやだ〜(悲しい顔)


今回は、「秋にぴったりのクルトイさんと、経済的に秋が深まっちゃうロシア」でした…。
どうかこりずに、次回もまたおいでくださ〜〜い!

ダスビダーニヤ〜〜〜!(さようなら〜〜〜〜!)
(続く)


posted by クミートリー・ヤクーニン at 17:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月02日

ヴィタス3

ズドラーストヴィーチェ!(こんにちは!)
カーク・ディラー?(ごきげんいかがですか!)

お待たせしました!
本ブログの女性ファンのみなさ〜〜〜ん!(いてくれ〜っ!)
今回は、イケメン、ヴィタスの第3回目ですexclamation

うれいしことに、世界中の何人かの女性のかたから、前回のブログで紹介した「第七元素」での、ヴィタスのとんでもないアナクロ衣装に大感動!した(あきれた…?)というコメントをいただきましたので、まずは、もうひとつ別の斬新な衣装(おそらく彼自身のデザイン)と踊りが見られるクリップを紹介しましょう!

曲名は、「ミチティー」(夢)。
「第七元素」と同じ、2002年にクレムリン宮殿で行われた彼のソロ・コンサートのオープニング曲です。

で、歌詞はこんな感じ。

夢…。
それは、どこか、きみのそばにある。でも毒といっしょに。
それとも、これも単なる夢?

きみの心が、ほんとはどんな色をしてるのか
ぼくはそれを見きわめよう。

ひとつは毒に満ちていて、
もうひとつは涙にあふれている。
それが、きみの瞳。
それとも、これも単なる夢?


例によって、わけがわかったようなわからないような、内容ですが…。

なお、ヴィタスが登場する前に、巨大な竹馬モンスターが出てきて、このソロ・コンサートのオープニングにあたって、こんな前口上をしゃべります。
「これからみなさんが体験するのは、日常とはまったくちがう現実世界、まったくちがう意識の世界…。でもほんとうに、この世界は存在しているのです。美しい花と音に満ちた世界、幻想の世界、そして夢の世界…。」

では、ど〜〜ぞっ!


どうです? 曲も、衣装も振り付けも、なかなかイケてるでしょう?
(会場の双眼鏡のおばちゃんも、もう喜んじゃってますね!)

では、暑い8月もやっと終わったことですし(意味不明)、すっかりヴィタス・ファンになったかもしれない女性たちのために、続けてもうひとつ別のクリップを紹介しちゃいましょう。

いわば、彼のファルセット・ボイスの魅力を、このコンサートのいろんな曲から抜きだして、ひとつにまとめたダイジェスト・クリップです。
曲だけでなく、衣装や振り付けなど、彼のいろんなスタイルも楽しめますよ!
しかも、このクリップ、うれしいことに、どなたか日本のファンがアップロードしたもののようです!(再生回数も8万回以上!)

再生時間は10分以上とちょっと長いですが、さ、ヴィタスの魅力を、たっぷりとご堪能くださ〜〜〜いっ!!


実は、日本にもヴィタスの公式サイト(VITAS日本オフィシャルサイト)があります!
もし、このブログですっかり彼の魅力のとりこになったかたは、ぜひチェックしてみるといいでしょう。
「ヴィタス、とつぜん来日!」なんてニュースを、いち早くキャッチできるかもしれません。


さ〜〜〜て!
この際ですから、ついでに、みなさんの音楽世界をより豊かにするために、ヴィタスをもしのぐであろう、驚異的なファルセット・ボイスの持ち主を、もうひとりご紹介したいと思います!

インカ帝国の末裔といわれた(ほんまかいな?!)ペルー・アンデス産の、ナイス・バディで美人の女性歌手、ウマ・スーマックさんです。

このウマさん(家畜ではありません)、実は1922年生まれで、残念ながら、2008年にお亡くなりになっています。(もし家族が年金詐欺をして戸籍上生きておられれば、今年で88歳ですが…。)
ヴィタス同様、ウマさんは、その驚くべきファルセット・ボイスで、アメリカで大人気となり、インカ帝国を題材にしたハリウッドの娯楽映画にも出演したりしました。

なにはともあれ、まずはその驚異のディーバぶりをごらんいただきましょう!
曲は、「Taita Inti」とありますが、このタイトルも歌詞も、ロシア語じゃないのでよくわかりません…。(^0^)!

では、ど〜〜〜ぞっ!


いいですね〜〜、この白黒映像! そしてこの大胆なモンタージュ映像!
残暑も吹き飛んじゃいそうです。(いや、それでも、暑い…。)

私自身興奮しちゃったので、はい、もう一曲、いっちゃいましょうか!
曲は、「Chuncho」
そのみごとな唱法を駆使しまくって、深い森のなかで、鳥さんと会話を交わしちゃいますよ!


どうです? 
す、す、す、すごいでしょう!、ウマ・スーマック!!

ここまでくると、ロシア帝国のイケメンも、インカ帝国末裔のナイス・バディにはもうタジタジ、といったところでしょうか…。

せっかくですから、このきびしい残暑をもっと厳しくしちゃうような、ウマさんの暑苦し〜〜い迫力マンボをご紹介します。
日本がほこるブギの女王、笠置シヅ子さん(知らねーって!)も、まさに真ッつぁお!です…。



ところで…、

まさに、このブログが、ちまたで一気に人気が急上昇したのにあわせて(ウソつけ!)、ここ最近、なぜか日本でも、ロシア関連のニュースが目白押しでしたね〜。

たとえば、
猛暑のなか、ウオッカの飲みすぎでオッさんの水死者が続出!(本ブログで既報)
とか、
猛暑のため、ロシア全土で森林火災が大発生!(本ブログで既報)
とか、
猛暑と干ばつによる不作のため、外国への小麦の禁輸を決定!
などなど。

また、読者のかたからのツイッターで、「ロシア全土で『ウオッカの深夜販売が規制!』というニュースが報じられたけれど、いったいどういうことなんでしょう?」という問い合わせもありました。

はい。もっともな疑問ですね〜。

で、そのかたには、私の個人的な考えを申し上げたのですが、ま、ごくふつーのウオッカ漬けロシア人からしてみれば、「ふん、それがどうしたの?」「だから、なに?」「So what??」みたいな感覚にちがいないと。
ウオッカは、そのアルコール度数を考えたら「超激安!」な酒なので、単に、買えるときに買いだめしとけばいいわけですから。

でも問題は、昼間から街の通りで、ウオッカのボトル片手に千鳥足ダンスをおどっている、真性アル中野郎たちです。
深夜に、突然酒が切れたとしたら、彼らはどうするでしょう??

はい。そうですね。
ヤク中野郎と同じように、アル中野郎は、酒がキレると脳みそも完全にキレてしまいます。
彼らにとっては、酒(ウオッカ)はまさに「命」です。
(ちなみに、「ウオッカ」の語源は、「命の水」からきています!)
命の危険が身にせまれば、やることはひとつ。

店の襲撃、だ〜〜〜っ!(アントニオ猪木)

もちろん、彼らは、スーパーマーケットのような、防犯システムがあるかもしれない、ちゃんとした店は襲わないでしょう。
ねらい目は、ロシアでは街のあちこちにある、ちょうど日本の交番ぐらいの大きさの、「キオスク」と呼ばれる小さな小さなスタンドです。(なんだか、私がアル中野郎そのもの、みたいです…。)

日本の地下鉄などでも「キオスク」はありますが、ロシアのキオスクは、それ以上に、たばこ、お酒、ジュース、スナック菓子、新聞、雑誌、はさみ、つめ切り、コンサート・チケットなどなど、さまざまな日用品が、限られたスペースにぎっしり品ぞろえされて売られています。
いわば、コンビニの超ミニ・バージョンみたいなもんですね。
たたずまいは、だいたいこんな感じです→コチラ
わっ、マトリョーシュカ風、かわいいですね〜〜。

つまり、これから先、ロシアではおそらく、この「キオスク」襲撃の事件が多発することでしょう!

というわけで、今回はこの質問に関連して、「ウオッカの飲みすぎ! をはじめとする、ロシア男の異常な早死に」について、ながながとつぶやいてみたいと思います。

先ほどのウオッカのニュースを見ますと、ロシア政府がウオッカを深夜規制をした理由は、以前から、ウオッカの飲みすぎによるアル中患者が、ロシア国内でものすごく多いから。
そしてそれが原因でものすごい数の人(毎年8万人! しかも、そのほとんどが男!)が死んでいるから、なんとかせにゃいかん!と考えているようです。

では、このブログの読者のみなさまだけに、ロシアの衝撃の事実を公開しちゃいましょう!

な、な、なんと、ロシア人男性の平均寿命は数年前まで、5、5、5、59歳〜〜〜!!
(テレビ通販番組のナレーター口調。)
つい最近発表されたWHO(世界保健機関)の調べでは、ほんのちょっと延びましたが、それでも、62歳〜〜〜!!
(ちなみに、日本人男性の平均寿命は、79歳で世界第4位!)

これは、信じられないことに、世界全体のなかで133位!(その下にあるのは、ほとんどが、飢餓や伝染病や貧困に苦しんでいる、アフリカ諸国ばかりです。)
いわゆる文明国のなかでは、ダンケツです!(「ダントツにケツ!」の意味。) ※参考資料

う、う、ううっ……(/_;)
ロシア男性の人生って、たった60年なんですね〜〜〜…。
これって、ほとんど戦国時代の日本人の寿命では?

つまりロシアでは、会社勤めをしている男性の場合、「オレって、はたして定年まで生きてられるのかな〜〜?」という、きわめて深刻な現実なわけですね。
まわりの男の同僚の多くが、定年近くになると、バタバタと死んでいくのが日常茶飯事、ともいえます。(日本だったら、香典代だけで大変そうです…。)

…。

お、お、お、おっそロシア〜〜〜〜〜〜!!(おやじギャグ…)

ちなみに、ロシア女性の平均寿命は74歳で(世界第96位)、なんとか日本人男性に近いレベル。
(さすが! 日本女性の平均寿命は、最新調査でもしぶとく世界第1位を守り、86歳です。) ※参考資料

もうおわかりでしょうが、ロシア男性の、この驚くべき平均寿命の低さ、つまり早死にの最大の原因のひとつが、くだんの、ウオッカ飲みすぎ(アル中)によるものなのです。
しかも最近では、未成年者など、若者(男女)のアル中患者が急激に増えています。

ちなみに、たしか去年、メドヴェージェフ大統領は、15歳から54歳までのロシア人の死因の約半分はアルコールが原因、という驚くべき調査結果をもとに、「ロシア人よ、飲酒をひかえろ!」と国民に呼びかけました。

でもあたりまえですが、こんなことで、ロシア人がウオッカを飲むのをやめるはずがありませんよね。なんせ、ロシア人にとって、ウオッカは「命の水」ですから!


「ロシア男性の驚異的早死に」の原因として、次に考えられるのが、麻薬です。
こわ〜〜い、こわ〜〜いロシアン・マフィアは、ロシアのあらゆる場所で活動していて、日本の893同様、特に若者を薬づけすることで資金をかせいでいますから、麻薬中毒患者の数ははんぱではありません。

またロシアでは、殺人などの凶悪犯罪が、どの町でもごく日常的に横行しています。
最初は単なる口げんかだったのが、どんどんエスカレートして、最後には虫を殺すみたいに、あっさり人間を殺しちゃいます。(もちろん、ウオッカなど酒の勢いで。)

それとロシアでは、いまでも交通事故で死ぬ人がとんでもなく多いのです。
以前お話ししたとおり、ウオッカべろべろ酔い運転は日常茶飯です。
しかも、道路自体が非常にあぶない。
道路のいたるところに、なんと、巨大な穴があいています!
彼らはべろべろ状態で、この劣悪な道を猛スピードで走ります。
結果は、火を見るより明らか、ですね。

そして最後に誇るべき…、いや悲しむべきは、世界第2位の男性自殺率!

…。

お、お、お、おっそロシア〜〜〜〜〜〜っ!!(2回目)

ところで、以前、「イワヌーシュキ・インターナショナル」を紹介した回で書いたので、みなさん、まだ覚えてらっしゃると思いますが、ロシア人の離婚率は圧倒的な世界一!

その第一の原因は、ダントツで、ウオッカ漬けの夫の、アル中です。
つぎに、女びたりの夫の、浮気中毒。
そして、薬漬けの夫の、ヤク中となります。
つまり、ぜ〜〜〜〜んぶ、「○○中毒」が原因。

そんなわけで、母子家庭が異常に多いわけですね。
(おそらく、「母子家庭率・世界ランキング!」という調査があったら、ぶっちぎりで世界一!
でしょう。)

しかし、知的レベルの高い本ブログの読者のみなさん(そう、あなたです。)は、ロシアで母子家庭率が異常に高いもうひとつの原因に、すでにお気づきだと思います。(だれでもわかるわ!)

そうです。
ロシアで母子家庭の数が異常に多いのは、ロシア男の「早死に」のせいでもあるのです。

私の知りあいで、これを絵に描いたような、ダブル悲劇にあったロシア女性がいます。
彼女の最初のご主人(40代)は、酒の席でのささいなケンカがもとで、相手に刺されて死んでしまいました…。
彼女はとても魅力的な女性だったので、その後まもなく別のロシア男性と再婚しました。
しかしその彼(40代)も、飲酒運転が原因の交通事故で亡くなってしまいました…。

というわけで、男性の平均寿命が異常に低いロシアですが、もうひとつ、ロシアのくら〜い未来を予感させるような、衝撃的な事実があります…。

ええ〜〜い、これも、ありがたき本ブログの読者だけに、こっそり教えちゃいましょう!

実はロシアの人口は、日本以上の猛スピードで、毎年どんどん減りつづけているのです!!!
上述した、大人の死亡率の高さに加えて、出産率も低下しているためです。

あ、これを語りはじめると、ブログが異常に長くなりますので、また後日つぶやいてみたいと思います。

では、そろそろみなさんもご一緒に、
ダスビダーニヤ!(さようなら〜〜〜〜!)
(続く)
posted by クミートリー・ヤクーニン at 14:59 | Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月20日

ヴィタス(2)

ズドラーストヴィーチェ!(こんにちは!)
カーク・ディラー?(ごきげんいかがですか!)

さてさて。
本ブログ、「だれも知らないロシアン・ポップスの魅力」の女性ファンのみなさ〜〜〜ん!
(って、いるのかな〜?)
はい! 今回は、イケメン・ヴィタスの第2回目です!

お届けする曲は、ヴィタスの記念すべきデビュー曲、「オペラ NO.2」
あれ? 前回のは「オペラ NO.1」だったのに、この「NO.2」のほうがデビュー曲? どうして??

…。私も知りません。(^0^)!

そんなことより、もちろんこの曲も、彼の特長である、あの超高音ボイスがしっかりフィーチャーされてます。まずは歌詞の内容を…。

やっと完成したぼくのアパートの部屋、
でも、ぼくはまだひとりぼっち。
ドアが背中でバタバタと音を立てる。
そして、秋風が窓を叩いて、ぼくのことを泣いている…。
夜の雷雨、朝の霧…。
日の光はすっかり冷たくなった。
むかしの哀しみが、次から次へとよみがえってくる。
ああ、どうせならまとめて来やがれ!
でも、これは運命なんだ。だから、ぼくにはどうにもならないんだ!
ただ、ぼくが消え去ったあと、
風が大声で嘆き悲しむだけ…。




ちょっとブッキーなシーンもあるクリップでしたが、「ひょっとして、ヴィタスの超高音ボイスは、彼のこの身体的な秘密にあったのか!」と思ったかた…、
せ、せ、正解で〜〜〜す!!(^0^)!
なわけ、ありませんね。
彼の首にあったエラは、単なる特殊効果でした…。

まさに、驚異的なファルセット・ボイスを駆使するイケメン・アーティストの衝撃的デビューに、国民はびっくり!
でも歌詞とクリップの内容から見ると、な〜んか、ロシアのアキバ系オタクの、内面吐露、トロトロ〜〜!みたいな内容ですが、これが、なぜか当時のロシアの若者(男女)に、爆発的に受けちゃったんですね〜〜〜!!

思うに、特にロシアの若者に共通の、行き場のない怒り! やるせない哀しみ! 満たされない望み! 報われない夢! 食べられないスシ! 買えないアルマーニ! 行きたくても行けないディズニーランド!(だれか、とめろ〜ッ!!)…。
こんなうっ積した「巨大な不満のマグマ」を、「魂の絶叫だあっっっ〜〜!」でもって代弁してくれるヴィタスに共感したんでしょうか…。
この曲の爆発的ヒットの背景には、当時のロシアの社会状況も密接に関係していたのかもしれません。

つまり、旧ソ連・社会主義の崩壊後、だれもが(特に若者が)、
「オレたちだって頑張れば、これからはアメリカみたいに、スゲー大金持ちになれるぞ〜〜!」
って夢見て、テンションとモチベーションが一気に上がったのに、実際は一部の特権的人間たち(そう。エリツィン一家とロシアの新興財閥ですね)にだけ、とんでもない「富」が集中してしまったのでした(なんと、国全体のお金の50%以上!)。
なんのことはない。以前とまったく変わらない、そしてチャンスさえ与えられずに貧しいままの自分たちがいる…。
ってことで、社会全体(モスクワから、シベリア、極東のロシア人まで)に相当な失望感と不満感が広がってたんだと思います。

ロシアは、結局、昔も(一党独裁の共産党、ソ連崩壊後の大統領エリツィン)、今も(首相のプーチン、大統領のメドヴェーデェフ)、富と権力が特権階級に集中する構造が変わってないのですね。
(なんてったって、ロシアは世界に冠たる「偉大なる田舎!」です。
おそらく、50年、いや100年たっても、この状況は変わらないでしょう…。(^0^)!)
う〜〜、ロシアのふつうの人たち、か、か、かわいそうですね〜〜〜〜!(涙ぼろぼろ)


さてここで、本ブログのなにより大切な女性ファンのために(だから、いねーって!)、今回は特別に、ヴィタスの魅力的な曲&クリップをもうひとつ、ご紹介しちゃいましょう!!

曲の題名は、「第七元素」です。(って、不思議なタイトルですね…。)
で、歌詞の内容は、いたってシンプル。

ぼくはこの歌をきみにささげるためにやってきた。
夢の世界から。
ぼくはこの歌をきみにささげるためにやってきた。
ガラスのような涙から。
ぼくはこの歌をきみにささげるためにやってきた。
愛のために…。


…ほとんどこれだけです…。
では!!


これは、2002年に、モスクワのクレムリン(赤の広場)にある、歴史と伝統を誇るクレムリン宮殿で行ったコンサートですが、ロシア、ポップス界史上、この会場でソロ・コンサートを開いたのは、弱冠21歳だった彼が最年少!
つまり、当時、彼の人気がいかにすごかったかを証明しているということなんですね〜〜。

そ、それにしても、すごいステージ衣装ですねぇ…。
いったい、なんなんでしょうか、このとんでもないロンドン・ブーツ! そしてパンタロン、というかベル・ボトム(←死語!?)!!
さすがに、ゆっくり歩かないとコケそうです…。
これって、おそらく、30年前以上のファッション・スタイルですよね。

デビュー当時、彼は必ず、この不可思議な衣装を着ていました。(おそらく、彼自身のデザインです)
でも、こんな超アナログ・スタイルが、なぜか超モダンに感じられてしまう、ヴィタスの超不思議なセンス!!(^0^)! わたしは、こんなヴィタスが大好きで〜〜す!

にしても、超高音で舌をころがして歌う場面はなかなかですね〜。
(会場のおばさんも、一瞬ゾクッときてましたね…!)
それと、彼のこけしのような頭の動かし方、くねくねした独特なからだの動き、意味深な流し目(!)はヴィタス独特のもので、実はこれがまた、ファンにはなぜか、たまらなく「超セクシ〜〜!」に感じられちゃうのです!

あと、ぜひ注目してほしいのは、イントロ部分や、曲の要所要所に登場して、エキゾチックなイスラム風のメロディを歌う、バックコーラスの黒髪女性の存在です。
(まさに、正当派イスラム系美人! おそらく、ロシアン南部のグルジアか、アゼルバイジャンか、モルドバあたり出身の女性でしょう。ここに住んでいる人たちは、民族的にはスラヴ系ではなく、大半のルーマニア人のように、おそらくインド系+ラテン系の血を引きついでいる「ロマ」と呼ばれている人たちです)

彼女が歌う鋭角的な旋律といい、タイミングといい、鋭いこぶしといい、ちょーイケてる!
って思いません??(思え〜〜!!)
わたしなどは、彼女が合いの手(?)を入れるたびに、もうからだがゾクゾクして、鳥肌が立ってしまうのです…!

ポップなメロディに異民族系の旋律を何気なく取りこんで、ちょっとスパイシーで独特の風合いに仕立ててしまうあたり…、
い、い、いいですね〜〜、ヴィタス! そしてロシアン・ポップス!!

…。

ところで…、

ヴィタスの最初の曲「オペラ NO.1」のクリップの真んなかあたりの間奏部分で、彼がさびしそうに裸の背を向けて、アコーディオンを弾く場面があったのを覚えてますか?
実は、これこそロシアン・ポップス独特な味つけなんですね〜。

え? なにが??

はい。
まずみなさんは、アコーディオンなんていうと、「古〜〜っ!」「ダサ〜〜っ!」と思うかもしれません。
でも、ロシアでは今もむかしも、アコーディオンは庶民にとって、もっともポピュラーな国民的楽器なんです。(画像リンク)

もちろん、むかしから、ギターも人気があります。
でも、アコーディオンにくらべたら、ギターの地位は、はるかに下です。

え? どうして??

はい。
アコーディオンは、まず、両手で弾けます!
まず、演奏者の左手側に小さなボタンがいくつもありますが、そのボタンをひとつ押すだけで、なんと和音が出てきます!!(ベースのような、低い単音が出るボタンもまじってます。)
そして、右手側はメロディー担当の鍵盤になります。(見りゃ、わかるわい!)
ちなみに、右手側は、丸いボタン式のものと、ピアノのような白黒の鍵盤のものの二種類あります。つまり、左手で和音とベースを弾き、右手でメロディーを弾くわけです。(もちろん右手でも、ピアノと同じように和音が出ます!)
こんなすごい楽器、ほかにはまずありません!!

え? なぜ??

だってまず第一に、出そうと思えば、一度にものすごい音の数が出せちゃいますから。
「んなの、ピアノだって同じじゃん」と思うかもしれませんが、ピアノは大きすぎて、持ち運びができません!(熊みたいなロシア男なら、ひょいひょい運んじゃうかもしれませんが…。)
しかも、値段が高すぎて、庶民には手が出ません。
その点、アコーディオンはどこにでも持っていけます。そして、値段もピアノにくらべたら、激安!です。

もちろん、電源なんか必要ありません。
ということは、室内はもちろん、野原でも、海辺でも、公園でも、森の中でも、飛行機の中でも、車の中でも、電車の中でも、トイレでも、入院中のベッドでも、山の頂上でも、峠の茶屋でも、立ち飲み屋でも、ラーメン屋でも、銀座のクラブでも、池袋のキャバクラでも、六本木の高級レストランでも、神保町を歩きながらでも、皇居のまわりを走りながらでも、箱根で駅伝しながらでも、ニューヨークでフルマラソンしながらでも、(と、とめろ〜〜っ!!)、もう場所を問わず、弾きたい!と思ったら、どこでも弾けちゃうわけですね〜〜!!

なにが言いたいかというと、形と用途こそ全然ちがいますが、ケータイの便利さとまったく同じなんですね。
な、なんと、ピアノ、いやオーケストラなみの音の世界がケータイできちゃうんですから!!(ポケットには入りませんが…。)
す、す、すごいですね〜〜〜、アコーディオン!!

そしてロシア人は、どこか哀愁をおびた、どこか郷愁をさそう、このアコーディオンの音色が大好きなんです。

ちなみに、アコーディオンは、ロシアでは「ガルモーニ」といいます。

ロシア人は、家族、親戚、友人の誕生日はもちろん、とにかく、なにかにつけてしょっちゅう家に人を呼んで、ホーム・パーティをするのが大好きです。
(ロシア人は、まずほとんどレストランで集まってパーティなんかしません。費用はかかるし、なにより、サービスが悪い、メシがまずい! 家庭料理のほうが断然おいしいですから! 一般人がレストランを利用するのは、さすがに家ではスペースが足りない結婚式のときぐらいです。)

そんなとき、必ずといっていいほど、招待した親戚、友人のなかになぜかひとりは、ガルモーニを弾ける達人がいたりします。(もちろん、彼はこっそりガルモーニを持参してます。)
それぐらい、ロシア人にとっては、(いまでも!)ガルモーニが大切な生活必需品なんですね。

で、ロシア人は歌が大好きですから、男はウオッカ、女性はワインやコニャックを飲んでほろ酔い気分になっていくうちに(宴が始まってからだいたい30分後ぐらいで)、だれとはなく、「さ〜て、同志諸君! そろそろみんなで歌を歌おうじゃないか!!」と言い出して、それから延々と、あの大昔の「新宿歌舞伎町裏通り歌声喫茶」状況が続くことになります。(そんな昔、知らんわ!)

すると、それまでただのメンバーの一員、あるいは、ただの飲んべえのひとりだった、隠れガルモーニの達人が、いちやく主役に躍り出ることになります!
驚くのは、その彼が、みんなが歌いたがる歌のほとんどを、ちゃんと演奏できることなんですね!
つまり、生バンドのカラオケ、日本でいえば、今はなつかしい、ギター一本で勝負する「流し」のおじさんみたいな感じでしょうか。

では、そんなロシアの、ふつーのホーム・パーティの様子をちょっとのぞいてみましょう!


あいかわらず、男どもはがんがん飲んでますね〜〜、ウオッカ!
女性陣は、以前お話しした通り、一応、ワインで抑えております。
お酒にガルモーニと歌が加わって、メンバーのテンションが一気に上がっていくのが、よ〜〜くわかりますねぇ〜!

ダンスを始めた酔っぱらいのおじいちゃん、赤ちゃんを振り落としそうです!
うしろで、おばあちゃん、「あんた、いいかげんにしなさいってば!」と背中をバシバシたたいてます。
いったい、このハイテンションになってしまった酒宴は、このあとどうなっていくんでしょうか…?
こ、こ、こわいですねぇ〜〜! ロシアのホーム・パーティ…。

ちなみに、このガルモーニには大きさもいろいろあって、一番小さいタイプのとってもかわいいものは、「ガルモーシュカ」といいます。
(はい、そうですね。以前ご説明した、ロシア人の名前の愛称のように、愛らしいもの(あるいは、小さいもの)には、単語の語尾に、なんでも「〜シュカ」をつけちゃいます。)

とにかく、ロシアではどの家庭に必ず一台はあるような国民的な楽器なので、子どもは、小さいころから、おじいちゃんが弾くのにあわせて歌をうたい、おとうさんが弾くのにあわせてダンスをし、自然に自分で弾きはじめちゃう子も多いんですね。

では、日本でもいまだに森林火災が起きそうなくらい「クソ暑い!!」日が続いてますので、ここは暑中見舞いということで(意味不明…)、まだ幼い女の子がガルモーシュカを演奏する、とっても愛らしいクリップを特別にご紹介しちゃいましょう!

ちなみに、彼女が歌うのは、「チャストゥーシュキ」という、昔から歌いつがれてきた、ロシアのわらべ唄みたいなもの。とても短くて、ユーモラスな内容なのが特徴です。

ではどうぞ!! → 画像はこちら

か、か、かわい〜〜〜〜〜ですねぇ、ロシアの女の子!!
もう、眼が真っ青!
歯もまだぜ〜んぶ乳歯です。(こまかい…)
しかも、イスにすわったちっちゃな足が、なんと地面に届かないで、ぶ〜らぶらしてます。(^0^)!
(この状況でリズムをキープするのは、おそらくプロでも至難のわざでしょう!)
にもかかわらず、この左手(和音とベース担当)のみごとな動き!!
す、すごいですね〜〜〜、ロシアの女の子!

この女の子みたいに、ガルモーシュカを弾く子どもは、いまでもロシア中にたくさんいて、広いロシアに無数にある、すばらしいロシア民謡を自然に受けついでるんですね。

ま、この「ロシア人とガルモーニ」というテーマだけで、ゆうに10回分くらいブログが書けちゃうので、いずれまた折りを見てご紹介したいと思います。

というわけで、今回はひさびさに音楽一本に的をしぼり、盛りだくさんの内容でお届けしました!

ではどうか、ぜひまた本ブログにお越しくださいexclamation×2

ダスビダーニヤ〜〜!(さようなら〜〜〜〜!)
(続く)

posted by クミートリー・ヤクーニン at 17:27 | Comment(2) | TrackBack(1) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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